今日の貝殻

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日付:平成15年12月21日(日)
場所:サイパン
採取ポイント:北東の洞窟
天候:曇り
気温:27度
水温:27度
中潮

今回は洞窟採取を試みた。
光の入らない洞窟の、25m以深での砂の採取。
ほんの一握りの砂の採取であったが、いくつかの貝殻が採取できたのでご紹介しよう。
いずれもとても小さい貝殻である。

 
?????
写真は両方とも同種だと思う。
殻頂が欠けているが、それにしても小さい。
リソツボ科の何からしい。
殻長:左8.7o、右7.9o


?????
ツノイロチョウチンフデの幼貝かも知れないということだ。
これも小さい。
殻長:5.6o


?????
綺麗な形で残っている。
結構気に入っている。
(チョウジガイの幼貝?)
殻長:6.5o


?????
なんだろう。
殻長:6.3o


???サザエ
天辺が赤くてかわいらしい。
殻長:9.2o


ヒトスジキリオレ
こんな小さくても成貝で、この手の仲間じゃ
大きいほうだそうだ。
殻長:9.2o


?????
ぼろぼろだ。
コンペイトウコウシツブという貝かもしれないと言うことだが
私には分からない。
殻長:9o


?????
イモガイだ。
殻長:6.6o


ザクロガイモドキ
千葉ではおなじみのザクロガイのお仲間だ。
よく見ると背中の真ん中辺りに縦線が入っている。
殻長:4o

 
スキヒメカタベ
小さいのに圧倒される形をしている。
一番右の写真は歯車のような刺を拡大したものだが
こんなところにも精緻な彫刻が施されている。
とても嬉しい。
殻幅:7.2o


?????
なんだろう。
殻長:7.6o


チョウセンサザエ?
サザエの仲間には違いない。
でも小さすぎて食べられない。
殻幅:4o


ヒメアワビ
アワビといってもミミガイ科ではなく
ニシキウズガイ科に分類されているようだ。
これも小さすぎて食べられない。
殻幅:9.6o


生きてる貝


アンボンクロザメ?
周りになんかついているが、生きていた。


イワカワハゴロモ?
サイパンにもこういう貝がいるんだ・・って感じ。


ラクダガイ
この貝はでかい。


ヤドカリ
こいつの宿はキマダライガレイシ。(×シロイガレイシ)
とても綺麗だった。
出て行けともいえず、写真に収めるだけにした。
ちなみに私はヤドカリが嫌いである。


おまけ


ギンガメアジ
妙に近くに寄ってきた。


カツオ
こいつらも妙に近くに寄ってきて、私の周りをぐるぐる回った。
いよいよ私も魚の仲間入りなのだろうか。


カメ
こいつにはこちらから寄っていった。
嫌がっていた。


オビテンスモドキ
珍しいわけではないのだが、私の好きな魚だ。
顔が好き。




洞窟の微小貝採取。
私にとっては初めての試みである。
半信半疑で採取した砂を丁寧に選り分けた。
はじめに見つかったのがスキヒメカタベであったもんだから
その後の選り分け作業に気合が入った。
残念ながら今回は洞窟棲の貝はないようだが
動機付けには充分だった。
以前、ツインケーブと名づけたサイパンの洞窟に入ったことがある。
そこは昔捜索隊が入ったきり25年間人目に触れなかったところだった。
そこへもう一度入って、この「洞窟採取」やってみたい。
うまくすれば今年中に実現するかもしれない。





各説明書きの後に、殻長、殻高、殻幅などと大きさが書いてありますが、
これは一番長いところを計った物です。

もし、間違えがあったり、知っている貝があったら、是非教えて下さい。
ひょっとこメール

以上、今日の貝でした。
来週はもっとすごいの、拾っちゃうよ〜。