今日の貝殻
とか、たまったやつとか

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日付:平成17年 夏
場所:千葉県館山市坂田
採取ポイント:松根、カロウ根
気温:暑い
水温:寒い


アジロダカラ
まあまあだ。
でも、うれしい。
殻長:17.6o


アメガイ(幼貝)
アメガイだかレンジャクガイだか。
どちらにしろ、まだ子供。
殻長:19.5o
(2005/9/12修正 By DENさん)


アシヤガマ
オーソドックスな色と柄。
殻幅:15.4o


ギンギョガイ
左のほうが大きい。
でも、左のほうは赤いのがピラッと取れかかっている。
こいつはこんな風にして色が剥げてくるのだな。
殻長:左66.7o 右51.7o


ホシキヌタ
点々は見えないが多分ホシキヌタだろう。
まだ若い。
殻長:39.9o


ユキネズミ
何だろうこれ。
こんな形と言えば、フクロガイしか思い当たらないのだが。
殻幅:27o
(2005/9/12修正 By DENさん)



キンチャクガイ
キンチャクガイは内側が片方茶色いみたいだ。
左は形が変なのではなく、つながっているから思い切り開けないだけ。
殻長:19.5o


クロスジグルマ
小さい
殻幅:24o


ミスガイ
はしっこがぺらぺら取れてきてる。
殻長:35o


ツキヒガイ
綺麗だから好き。
殻長:113o


生きてる貝


トラフケボリ
結構あちらこちらで見かける。
でも、いっぱいいるわけではない。


おまけ


カゴカキダイ
何で写真を撮ったかと言うと、先日これを漁師さんにたくさん貰ったのだ。
塩焼きにすると美味いとのことで、うろこと腹を取って焼いた。
淡白で癖がなく、程よく油が乗っていて美味であった。
でも、貰った量が多すぎて、仕舞いには飽きた。
こいつは群れていることが多いので、獲れるときは群れごと獲れるらしい。


イカ
写真が悪くて申し訳ない。
コウイカだと思うのだが捕食の最中だった。

足全体と腹の色が変わり始める。
足を一本立てている。
興奮してるのか?

完全に色が変わって
目がつり上がっている。

捕食の瞬間はあまりに早くて
捕らえることが出来なかった。
イカって意外と面白い。







ずいぶんと更新してなかった。
今更あれこれ申し開きをするつもりはないのだが
サボっていたことに対して、罰が当たったようだ。
私の罰を紹介しよう。



分かる方はお分かりかと思うが、これはキムスメダカラとクチグロキヌタの生きたやつだ。
友人のともちゃんが岩をひっくり返して見つけてくれた。



これはキムスメのアップ。
うまく撮れていないが、私が興奮している証拠だ。
とても大きなキムスメということは、このグロテスクな外套膜でも分かる。
膜を広げて中をのぞいた。



毛布に包まった鬼太郎の親父ではない。
まさしくキムスメダカラだ。
それも特大だ。
場所を記憶しておいて、ここにくるたびに確認していれば、
そのうち逝って貝殻となるだろう。
私は毎週末を楽しみに、この場所へ通った。
暫く姿を消していたキムスメ。
どこへ行ったのやらと心配していたのだが、
3週間後の9月×日、事件は起こった。
私はいつものようにその場所に向かった。
ちょっと手前で寄り道をしているそのとき。
後ろのほうから、砂煙を上げて近づいてくる黒い一団。
私の横をバタバタと通り過ぎキムスメの場所へ向かっていった。
と、ほんの数分もしないうちに、そのうちの一人が戻ってきた。
やまちゃんである。
右手の人差し指と親指の間には、なにやら貝らしいものをしっかりとはさんでいる。
私は目を疑った。
私の目には、透視度の悪い海中でもはっきりと認識できた。
それは、まさしくキムスメダカラである。
「あ、あれ?アレってもしかして・・・」
声にならない声を張り上げ私は絶叫した。
「俺のになるはずのキムスメじゃんか!」

後悔しても後の祭り。拾ったもん勝ち。

やまちゃんは私に
「これって、キムスメダカラ?」
と問うように視線を送る。
私は悔しさを気取られないように、貝を指差しOKサインを送った。
その後のやまちゃんの勝ち誇った態度は思い出すにもしゃくに触る。

と言うわけで、暫定私のであったやまちゃんのキムスメは、皆の羨望の中心となった。
私は悔しさに耐えながら、やまちゃんに写真を撮らせてもらうこととなった。
屈辱の写真をお見せしよう。



少し右よりの茶色い模様は、まさにこのキムスメ生前の写真そのもの。
大きさなんと32.4mm
私が過去見た中では最大である。
それも、この素晴らしいクオリティー。
市場で購入できるキムスメダカラはそれほど高価なものではないが
これは別格。
かなりの高値で取引されてもおかしくない。
いや、金で換算するようなものではない。
売ってしまうのはもったいない代物だ。

というわけで、いまだ傷の癒えない私であるが、
凝りもせずに、また来週、夢を拾いに海に行く。

くっそ〜!!




各説明書きの後に、殻長、殻高、殻幅などと大きさが書いてありますが、
これは一番長いところを計った物です。

もし、間違えがあったり、知っている貝があったら、是非教えて下さい。
ひょっとこメール

以上、今日の貝でした。
来週はもっとすごいの、拾っちゃうよ〜。