お盆休み、まだ影が長く南国チックな朝、マナティーズさんと午前7:00から潜水しました。
「朝マズメ」は釣りの基本では魚の食い気が立つ大事な時間帯なのですが、経験上、朝、潜ると海の中は静かで魚もまだ動きが活発でないようで疑問が残ります、とはいえ今回はワカシクラスのブリの若魚が回ってきて目の前で捕食するのも見られましたので朝=魚は鈍いとも言えずよくわかりません。まあ気持ちいいからいいか。
時は進み、2本目は大勢のお客さんも来店、賑やかな夏真っ盛りのダイビングだなあと思いながらEN。ところが朝の静けさが嘘のように途中から強い上げ潮がやってきて辟易です。折角K子ちゃんが教えてくれたイソコンペイトウガニもブレてしまいました。
3本目、また松根だったらどうしようかなあ、流れていたら面倒くさいなと思いながらも結局、潜らないことには生物は見られないのでと決心。幸いにも流れは収まりカロウ根へ。「生物メモ」に数種を加えることができて楽しいお休みでした。



オランウータンクラブ

マナティーズの山ちゃんに教えてもらいました。相変わらず撮りにくいカニですね。



ニラミギンポ

ニラミギンポ、全身が青黒い単色だったらこんなに注目されないと思うのですが黄色い尻尾に思わず毎回撮ってUPしてしまいます。



マゴチ

真っ黒のマゴチが松根にいました、婚姻色なんでしょうか、黒い色は初めてです。



キンメモドキ

新新漁礁で見られます。近づくとモビングのように動いて迫力があります、右の画像では判りにくいのですが奥にももう一群れいます。
ところで新新漁礁って言いにくいしセンスよくないなあと思うのは私だけ?



ムナテンベラ幼魚

この時期あちこちで見かけるので、ムナテンベラなのかカノコベラなのか端折っちゃって通り過ぎているのですがムナテンベラだとひょっとして坂田で産卵かも知れず、カノコベラはまだ生物メモに未搭載と気づき、俄然興味が湧くのでした。もっとも次回まで覚えているかどうか不安です。



ハナミノカサゴミノカサゴ

やってしまいました。やらせです、謝っておきます。
すっかり見る機会が増えたハナミノカサゴを見ていたら背後からミノカサゴが寄ってたのでうまいこと誘導して両種が並んだところの1枚です。



カシワハナダイ

カロウ根にはいくつかハナダイやスズメダイが群れる場所があるのを去年見つけました。次のケラマハナダイとともに今年もそろそろと思ったらぴったり読みがあたって(自画自賛です)、会えました。ピントも構図も甘いけれどいいです今回はこれで。



ケラマハナダイ

2週間、間が空いたのでどうかなあと思いながら新新漁礁へ。こちらはキンギョハナダイの中に混じっていました、随分大きくなっていて他のキンギョハナダイを追い払ったりしていました。



ボウズハギ幼魚

カロウ根でジミな死滅回遊魚(笑)テングハギモドキ(右)の群れの中に1匹これまたジミな子が混じってしました。画像がまたよく撮れていないのですが左の子は比較して細長く色もちょっと薄い感じで、右のテングハギモドキがいてくれたおかげで比較できました。
いそいそと帰宅して探すとボウスハギと判明できて一安心です。熱くなるのはことのときだけでもう撮らないジミ子でした。



イスズミ

やりました!念願のイスズミです。何故かメジナにちょっかいを出していておかげで違いがよくわかりました。イスズミは縦縞があること、口がとんがっていて全然違う魚なんです、と一人で興奮しまくりでした。
よかった〜、これで水中で自信を持って「あれはメジナ」と答えられます、なんて言っておきながらまた迷うでしょうが次回まではすっきりです。
後はテンジクイサキ、ノトイスズミとミナミイスズミの区別だけれど坂田には稀そうだからまあいいや。

これでお終いです。ありがとうございました。

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