恐れていた台風は東に逸れていき、海はきれいで暖かいのですがシークロップは連休で力を使い果たしたかのごとくお客さんもおらず長閑です。
松根もカロウ根も死滅回遊魚が凄いことになっていてタテキンや、ナンパコに眼もくれず新たな来訪者を撮っていくというわがままな潜水で最後には予想もしないハタタテハゼ!に出会えることができました。本当によかったです。
完璧な1日が終わりエキジットしたら館山の夕方の「X JAPAN」メロディが聞こえてきました。



ミアミラウミウシ

タイヤ漁礁近くで。最近見ないなあと思っていたウミウシです。エビはいませんでしたが会えてうれしかったです。



アブラヤッコ幼魚

松根で。根の上にも別個体がいました。



スズメダイの仲間の幼魚

かなりトリミングして無理がある画像です。松根の水深-17m砂地との境で、初のミナミハタタテダイ(ツノハタタテダイと間違えてピンボケ)もいました。
でこの子はササスズメダイじゃないかと思うのですがカロウ根にも似た子が数匹いてそちらはスズメダイの中に混じっているのにこちらや新漁礁では単体なのとササスズメダイは個体数が少なめで「こんなにいるの?」という気がします、結果がわかってタカサゴスズメダイだったら苦労した割りにちょっとがっかりかも。



テンスモドキ

松根の北、アワビカゴの先 水深-19mで。 なんでもかんでもパッと見で判断するのが私のよくない癖でどうにも直らないのですが、コイツも「あぁ〜テンスモドキじゃないか」ぐらいに考えて、ネタに撮っておこうと適当に終わらせてしまい、後では『キリクテイス ハルステアディ(Xyrichtys halsteadi )』というとても覚えられない和名のない珍しい魚としてUPしました。ところがよく調べたら自分の「生物メモ」の画像と随分違うのですが「魚類写真資料データベース」にぴったり合う画像があり結局テンスモドキに落ち着きました。
専門の方に「これって和名もない魚ですよね!」などと鼻の穴を膨らませて自慢げに聞かなくてよかったのですがこの先、思い出すたび恥ずかしいです。



ナメラヤッコ幼魚

先週、カロウ根の天辺で見つけたこのヤッコも坂田で初めて見ました。さやはこのほか2個体を見つけてくれました。とにかく臆病なので根気よく撮って「生物メモ」に載せたいです。ちなみに今期大漁?のクログチニザも逃げ足の速いナメラヤッコに体色を擬態させて外敵にあきらめさせるそうで生き残りの知恵ですね。



アカハチハゼ

去年松根、今年初夏にビーチに出ているようですが私は初めてです。次のハタタテハゼがいなければ頭がでかくて格好はイマイチなハゼですけれど文句なしにトリになったでしょう。さやは近くでもう1匹見たそうです。



ハタタテハゼ

せっかく見ることができたハタタテハゼですがピントが大甘です。
南方に行けばなんてことなくいますが個人的には色合いがきれいで大好きなハゼです。
坂田で見れたらいいなあと思っていたネジリンボウが台風のシケ後、姿が見えないのですが代わりというかよく来てくれました。
N社長とさやが見つけたコンシボリ(これも凄い!!)をもう一度見たいというのに便乗し、三人並んで捜索、コンシボリはいませんでしたがさやが見つけてくれました。次回までいるかわかりませんが何回も見たいですね。
場所はなんとタイヤの北側、レンガの目印の西10m、東西に伸びる岩盤と砂地の縁でした。

これでお終いです。ありがとうございました。

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