年月日 | 201年7月2日(土) | |
ポイント名 | カロウ根 | カロウ根 |
天気 | 晴れ | 晴れ |
風向き | 南西 | 南西 |
風力 | 1 | 2 |
波 | 凪ぎ | 0.5→1m |
気温 | 28.9℃ | |
最深水温 | 17℃ | 18℃ |
透視度 | 10m | 7m |
透明度 | 10m | 7m |
潮 | 出し潮 | 上げ→出し潮 |
6月は1回潜ったきりで月が変わってしまいました。お店のツバメも巣立ったのか巣は空になりましたが新しいスクルー生も入って少し、いや大分明るいシークロップです。坂田海岸も車が増えてレジャー感が増してします。やっぱり海は夏だなぁなんてつぶやく私。
前回はお題が難しいのから簡単なものまでクリアできなかったのでだめとは思いながらも同じようなコースでカロウ根へ。下の方は少し冷たくて透視度がUPしていてここでも夏だなぁと感じながら目を走らせます。なぜか今年はオヨギイソギンチャクが大発生していていて眼につくのでググってみると、大発生の原因とかよくわからないですね。イソギンチャクですから刺胞を持っていて魚のエラに入ると死んでしまうので養殖イケスとかでは嫌われ者のようです。これからの季節に影響がでないといいのだけれど。話が飛びますがガイドブックではオヨギイソギンチャク科にはキンチャクガニが持っているカニハサミイソギンチャクがこの科に分類されていてどうやってキンチャクガニがこのイソギンチャクを入手するのか判らなかったのですがどうやらカニハサミイソギンチャクはオヨギイソギンチャク科のイソギンチャクではない別の種のイソギンチャクであると判ったようです。この話は長くなるのでまた別の機会に。
さて 小カロウ根の岩陰では少し大きくなったアカオビハナダイと再会。カロウ根ではクロフチススキベラも、他に2個体いるそうで流れてきたのでしょう。ですが「ベラの街」も無人(無ベラ?)ですし、近くのイソギンチャク畑のキンセンイシモチもいなくなっていました。それでも下に書いたとおり1本目はちょっとした高揚感に包まれてエキジットできたのですがそれもお店で本にあたって撮った画像を見比べるまででした。
午後になって風が強くなりどうやら西から回り込んできているようです。松根がいまだ、しょぼいというのでまたカロウ根へ、近年、春から夏までどうも松根が不作です。春はダンゴウオやウミウシは松根が優勢なのにね。
午前中の結果が思わしくなかったのでポイントを決めて刻んで見ていくことにしましたが流していってよくないのにピンポイントで行っても思わしくないのは承知していたのですがやはり終わってしまいました。前回に続き敗北感が拭えないダイビングでした。
アカオビハナダイ幼魚
このくらいまで成長するとケラマハナダイではないと断言できます。この隣に前回もいた(のだろう)ハナダイがいて1本目はひょっとしてナガハナダイではと力が入ってしまいました。だって1匹だけでいて臆病ですぐ穴に入っていまうしなんか尾鰭とかも長いし、腹鰭はよくわからないけれど白っぽくてとんがっていたようだし......。上がってお店で画像を確認しましたが残念ながら100%キンギョハナダイでした。
フタホシキツネベラ
この子もゴールデンウイークからずっと観察できています。きれいなのに人気ないのは、ベラだから?
イトヒキベラ
オス同士の喧嘩があちこちで見られるのですがもっと絡んでいるシーンは撮れずじまい。別に撮った画像を見ると結構遠くから撮っているのにベラが視線をこちらに向けていました、それだけ警戒されていると近づけないのもムリもないけれどいつかは撮りたいなあ。
オトメベラ
前回果たせなかったオトメベラの方はどうやら撮ることができました。撮ってみたらモスグリーンに見える体色に顔にはピンクの縞と超~きれいではないですか。
関東ではオトメベラは死滅回遊魚という位置づけですが私は恥ずかしながら普通種とばかり思っていました。今年から温帯種のニシキベラとともに観察を始めたのですがゴールデンウイーク明け後、ニシベラの出現後にオトメベラの幼魚に若魚が出てくる感じがありました。ニシキベラはもっと大きくてカロウ根にも新漁礁にもいますがオトメベラは今の所、新漁礁だけに5cm位の数匹が確認できました。見ているとホンベラとかに追われたりしていてちょっと立場が弱いようなベラです。
伊豆ではもっといっぱいいるそうですが坂田ではニシキベラも数でいったら5~6匹しかいないし場所も限られているので2種とももっと注目していきたいと思います。できたら産卵とかも見たいんだけどなあ。
これでお終いです。ありがとうございました。