今日の貝殻

海の貝殻へ戻る

日付:平成14年3月17日(日)
場所:千葉県館山市坂田
採取ポイント:坂田港
天候:晴れ
気温:18度
水温:15度


ハツユキダカラ

綺麗なので拾った。
殻長:29o


ハツユキダカラ
ハツユキ幼貝だと思う。
縞がだんだん薄くなり、点々が出てくると
立派な成貝になる。
殻長:24.5o


ビワガイ
ビワガイとイチジクガイはよく似ている。
比べるとよく分かるのだが、単体で判断するのは難しい。
イチジクガイのほうがふくらみが強い。
殻長:84.0o


クチグロキヌタ

一瞬、ナンダコリャ、と思ってしまった。
よく見るとクチグロ幼貝。
幼貝のほうが綺麗だ。
殻長:36.4o


ナシジダカラ
表は綺麗だったので拾ったが、裏が汚かった。
だまされた。
殻長:19o


生きてる貝

今週は生きてる貝を海中で写真に収めた。
貝殻ではなく、貝である。


ボウシュウボラ
ボウシュウボラというくらいで、坂田には多く生息している。
殻にはいろいろ付着していて、右の写真のように
綺麗に柄が見えているものには、なかなかお目にかかれない。
真中の写真は実際に岩にくっついているところ。
左奥にクルマガイが見える。欠けていたので置いてきたが
何でこんなところにあったんだろう。
クルマガイは砂地にいるはずなのに・・・。
潮で流されたのかなあ。


ホシキヌタ

ホシキヌタが岩棚の天井に張り付いている。
スグそばでサラサエビがこっちを見ていた。
ホシキヌタが外套膜を出しているのは、あまり見たことがない。
今度探してみる。


ミスガイ

やっと紹介できた。
貝殻ではたいして魅力のないミスガイだが、
生きてるやつはとても綺麗だ。
このひらひら、優雅でしょう。


シロオビキヌヅツミ
写真が悪いがご勘弁を。
こいつはヤギに着生している。
右は外套膜を出しているところ。
左は強制的に外套膜を剥がした。
ベニキヌヅツミによく似ているが、
同種の可能性もあるようだ。


トラフケボリ

ウミウサギガイ科の貝。
写真は悪いが、このように外套膜に虎斑があるのが特徴だ。
外套膜を剥がすと、なに貝だか分からなくなる。(無地で白い)
機会があれば外套膜を剥がして写真を撮ってくる。(いじめ?)


トラフケボリとシロオビキヌヅツミ
先に紹介した2種は一つのヤギに着生していた。
結構な数がこのヤギには住み着いていたが、
下に貝殻は落ちていなかった。
残念。


仕事が忙しくて、このページのアップに時間がかかってしまって
申し訳ない。
しかし、今回は生きてる貝をご紹介できてよかった。
貝殻だけではなく、生きているやつも少しずつ紹介していこうと思う。
お楽しみに。



各説明書きの後に、殻長、殻高、殻幅などと大きさが書いてありますが、
これは一番長いところを計った物です。

もし、間違えがあったり、知っている貝があったら、是非教えて下さい。
ひょっとこメール

以上、今日の貝でした。
来週はもっとすごいの拾っちゃうよ〜。