今日の貝殻
のおまけ

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日付:平成17年7月3日(日)
場所:千葉県館山市坂田
ポイント:アワビかご
天候:曇り
気温:23度
水温:18度
中潮

館山のダイビングサービス「シークロップ」では、アオリイカの産卵床を作るために
総勢8名の設置部隊を編成し、数十キロの杉を海中深くに沈める作業を行った。
これは、その努力と苦労の物語である。


トラックに杉を積んで、港へGo!
「アオリイカ産卵床設置工事」
と書いてある。


虫の巣
杉にはがいっぱい付いていて
私は近づくことが出来ない。
(私はが嫌いだ)


港到着
これから船積み。
私はが気になって仕方がない。


先発隊
2人が先に海に入り(一人は力強い女性)、設置場所に到着後マーカーブイで船に場所を知らせる。
船の上はだらけ。


杉沈め隊
マーカーブイ付近で船に引きずられながら
杉を沈める場所を特定。
(結構しんどい)


杉投下
杉を水面に投下し、ウエイト取り付け部隊がエントリー
杉にウエイトを取り付け沈めてゆく。
一方ひょっとこは、杉にくくりつけた長いロープの先端を
先発隊の待つ設置場所(壊れたアワビかご)まで引いていき
先発隊に手渡す。

先発隊は25m位のロープを引き始める。
ひょっとこは杉が沈んでいるかを確認しに
水深7mまで浮上。
その後中間位置の砂地でロープを引き、先発隊を助けるが
自分が杉に近づいていくだけで、あまり助けにならない。
結局先発隊がほとんど引ききってしまった。(一人は力強い女性)

意外と大きな杉であったが10kg程度のおもりで沈んだ。
(先発隊2名が引きずりおろしたのかも)


設置作業
設置場所は水深17.4m。
沈んだ杉を壊れたアワビかごにロープでくくりつけ設置完了。
杉に付いていたたちは魚の餌となるであろう。
めでたし、めでたし。
(写真は別部隊が杉の角度をアオリイカ好みに修正しているところ)




設置作業メンバーの方々、お疲れ様でした。
しかし、これでアオリイカが産卵してくれなかったら
単なる漁礁になってしまうが
それはそれで仕方がない。
これからここを「アワビかご」改め「杉虫漁礁」とでも呼ぶか。

おしまい。

写真提供:神様(あだ名)