金曜日、『明日は完璧な土曜日です』とにこやかに言い放ったお天気キャスターのお姉さん。
「これはもらったも同然」と思いながらも過去に痛い目に遭った老獪な狼(だれがだ)は天気図もチェックし、風もOK。黒潮が房総半島から離れ、冷水が上がってくる可能性も読んだ上で鼻歌交じりにお店に向かったのですが......。

お天気キャスターもお店の事までは予想できなかったのでした〜中略〜。

1本目カロウ根は濁っていたものの、深い方は冷たくきれいな夏の様相を見せていました。あんまり気持ちがいいので5mmでもいいかと思っていましたが、まだまだロクハンですね。
アカシマシラヒゲエビを見て、ぐるりと回ってみたものの特に何かを見つけることもなく空気の減りもいつになく早く安全を見越してエキジット。穏かな海なのになぁ〜。
2本目N社長から「今日は2本潜る??」と言われ「潜りますけれど?」と言ったのが運のつきでした〜。
ともあれ松根にエントリー、カロウ根より浅いため濁っていますね。沖からの潮も来ているので遠くには行かず、せめて沖の砂地まで出てみますが、今回ははずれ。根に戻ってコガネミノウミウシ、コイボウミウシなぞを見ておしまい。
エキジット終わりごろには上げ潮が始まってしまい、久しぶりにロープを伝って船に戻ってエキジット。へとへとです。
港に帰ってきたところで二人連れから声をかけられたのですが誰だかわからず、伝馬船のロープをかけてもらってやっと山ちゃんとあつじとわかるくらい疲れていました。う〜ん、海って難しいですね、まあ毎回違う表情を見せてくれる魅力があるから通うのですけれど。



シマウミスズメ

手前のトサカの陰からこわごわ盗み見ていた姿を撮りたかったのですがカメラを向けたらプイッと横向いてしまいました。



ヒラメ

松根のトーフ岩の横にいました。眼がキョロキョロして、微妙に力が入っていたので捕食モードかも知れません。



アカイソハゼ

松根の東の平たいサンゴの上で。



ウスバオウギガニ

結構早く、サッサカ砂に潜って行きます。



アカシマシラヒゲエビ

気持ちよさそうにクリーニングを受けていたトラウツボは普段と違いユルユルで伸びきってしまい、横でウツオが「早くしてよ〜」とイライラ顔でした。
トラウツボの口にいるところを撮りたかったのにエビは敏感で近づくとさっさと降りてしまいました。

これでお終いです。ありがとうございました。

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