やっと3月になりました。雪と寒さでよろよろでゴールラインを迎えた感じです。結局2月は大雪やさぼりで1回しか潜らずじまい、今後、冬はこんな具合になっていくのだと思います。
雪が珍しい館山でも3回ほど降雪がありましたが、見た目は木や草も縮んでいますが芽の内部から外に向かっていこうという息吹がなんとなく感じ取れましたし、鶯の声も聞くことができました。
海中はホンダワラやフクロノリが生え出してはいるのですがこれからも水温が下がる時期で正直、生物も数量共に寂しく13.8℃の水温にも負けて1本で終了です。



ニホンアワサンゴ

松根の南で。これ以上深くなるとなぜか見つかりません。



キモガニ

ちっちゃなサンゴにいるキモガニ君。一体何を食べているんだろうとググると『サンゴから剥がれ落ちた組織を食べたり、既に死んだ組織や死にかけた組織を餌に繁殖する微生物を食べたりする』という研究結果があってサンゴを食害する厄介者ではないらしいです。このキモガニが住んでいるのは小さなサンゴなのですがお腹いっぱいになるのかなあ?と感情移入しちゃうのでした。



オーストンフクロウニ

普段は深いところに棲むオーストンフクロウニ。メバル岩の北側で見つけて思わず声を上げてしまいました。残念ながらこのウニつくというエビやカニは見当たりませんでしたが、初物なのでちょっと嬉しかったです。

これでお終いです。ありがとうございました。

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