年月日 | 2015年5月30日(土) | |
ポイント名 | カロウ根 | 松根 |
天気 | 晴れ | 晴れ |
風向き | 南 | 西南西 |
風力 | 1 | 2 |
波 | 凪ぎ | 0.5m |
気温 | 26℃ | |
最深水温 | 18℃ | 19℃ |
透視度 | 上7m下15m | 7m |
透明度 | 7m | 7m |
潮 | なし | 出し潮 |
5/25(月)から26(火)にかけて浜金谷沖約6kmにシャチの群れがいるとの海上保安庁の発表がありました。「これは行かなければ」とは思ったものの毎週潜れるほど財布に余裕があるわけではなく、数日考えてから「カネを惜しんで潜らずにいて館山に出現したらたら悔やんでも悔やみきれない」こと、黒潮も近づいて、更にはビワの出荷も始まったことも後押しになって急ぎ、坂田へと決めました。万が一に備えメディアも容量を倍にしてあらかじめデジカメの動画の撮り方も予習です。
天気も良く伝馬では少しだけ人数オーバーなので久しぶりのやまと丸で出発。他のゲストの方からは「今日はお客さんが少ないですね」と言われ、一瞬絶句、いつもは週末でもマンツーマンです。N社長も「毎日、お客がいないのに慣れていてさあ」と遅刻して到着したため、娘に叱られていましたが。
出発の前に季節物のビワを頂いてカロウ根へ。凪ぎの海面のはるか先を見やりシャチに思いを寄せつつ到着。前日の雨で白っぽいですが潜るにつれ黒潮の影響が残るきれいな海です。
久しぶりに土俵のロープに沿って大分先まで行きましたが何も得られず、Uターン。根に戻って通常コースで1本目は終了。
次の松根こそ遭遇するであろうと新々漁礁へ。スズキ、クロダイ、イシガキダイ、メジナ、ボラ、ネンブツダイ、クロホシイシモチが覆うようにいました。
アワビカコへ行き、松根に戻り、終了です。ダンゴウオがまだいるそうでベラも産卵近しです。思えば魚の数も種類もずっと増えて今更ながら季節が進んでいることを実感しました。残念ながらシャチはいませんでしたがお客がいなくても元気な「Nシャチヨウ」がいます。
サクラミノウミウシ
カロウ根にサクラミノウミウシ?がいました。きれいな形でなくもうすぐ寿命なのでしょうか。
ベニツケガニ
松根でベニツケガニがアオウミウシを食べていました。ウミウシって殻を捨てるかわりに苦くて食べられない物質や他の生物の刺胞を体内に入れて身を守るという戦略を選んだと聞いていたのですが、食べられちゃうこともあるんですね。
アカメバル幼魚
下の子はアカメバルでいいのですが上の子はなんか感じが違うなあと思い、撮ってみたものの決定打となる胸鰭の条数が数えられる画像がありませんでした。メバルはアカ、クロ、シロの3種に分類されたのですが見た目での斑紋や色では区別が出来ません。もう少し近づければなんとかなったのですが個体数が一番多いアカメバルということに事なかれ主義で。
キンギョハナダイ
紛らわしい物をもう一つ。カロウ根でキンギョハナダイの幼魚を撮ったのですがこれは黄化個体??でしょうか。最初は別のハナダイと勘違いしたかったのですがそちらの線はすぐに諦め、黄化個体かなあとクエッションマークを出しながら観察していました。こちらも図鑑撮りができず最後に引っ込まれてしまい、不完全燃焼です。キンギョハナダイ、メバルや現在探しているアカササノハベラといった普通種も調べれば調べるほど奥の細道に分け入ってのめりこんでしまいそうです。
これでお終いです。ありがとうございました。