年月日 | 2015年7月11日(土) | |
ポイント名 | カロウ根 | カロウ根 |
天気 | 晴れ | 晴れ |
風向き | 南 | 南 |
風力 | 1 | 2 |
波 | 0.5m | 0.5m |
気温 | 29℃ | |
最深水温 | 19℃ | 20℃ |
透視度 | 5m | 15m |
透明度 | 5m | 15m |
潮 | 上げ潮 | 上げ潮 |
梅雨明けはまだですが久しぶりに天気が回復した土曜日、大気も見上げる雲も夏を感じさせてくれました。
前日にお隣りの波左間さんの海況を確認すると透視度8→2mで、上げ潮とありました。上げ潮で透視度が悪いときは坂田はかなり厳しいと覚悟、おまけに黒い3連星ばりの台風が3つ南方にあります。
とはいえ潜水には行くので準備をし、港に着くと果たして港内は茶色でうねっています。出港しても海は黒くて江戸川や荒川の河口みたいで、上げ潮もあります。こんな海に潜るのか、と肩を落としてエントリー。下に向かっても透視度は悪く緑色ですがなんとか5mはいけるかなという位なので一応安心。
それでも舞っている海藻の切れ端がエイに見えてドキっとしたり、緑のカーテンの向こうでメジナやらなんやらが蠢いていてビビりまくりながらカロウ根へ。サクラダイはいたもののとても撮る気になりません。ほうほうの体で1本目は終了。
お昼の休憩時間は暑からず寒からず快適なのにまたあの暗い海に潜るかと思うと正直やめようと思いました。
2本目。昼食に出かけていた(ドライスーツは便利だ)マナティーズの山ちゃんが「沖は青いよ~」と言いながら帰ってきても過去の言動からまったく信じてもらえないし、渋々準備して着いた港に居あわせ親方が「行かないほうがいい」と言ってくれないかと内心願ったのになぜか黙って見送るしで、ため息と舌打ちをつきながら松根へ。再び山ちゃんが「松根の沖は青いと指さしても眼の前の水は濁ったままで、にわかに信じてもらえません、もちろん私も信じていませんでした。ところが、松根に近づくと明らかに潮目が出来てその先の海の色はなんと真っ青です。潮目は松根からは遠いのでより外湾に近いカロウ根へ変更。こちらも十分青い!若潮の潮止まりから2時間で劇的な変わりようです。
水面は流れもなくエントリーすると嘘のように水がきれいになっていました。ただ海底に近づくと午前より強い上げ潮が待っていました。うねりと上げ潮という変な感じですがよく見えるということはいろいろ見ることができて楽しい1日になりました。
猫の眼のようにころころ変わる海なんてそうそうないと思い、素直に海の神秘を感じたのですが他方、変化が大きい海をウリにしてもダイバーは来ないよなあと思うと複雑な気持ちも少し残るのでした。
海
1本目はこんな感じでどよーん。
トウヨウコシオリエビ
トウヨウコシオリエビでいいのかしら?
ゴンズイ
ゴンズイがウツボをクリーニング中。
キタマクラ幼魚
キタマクラのペアが多いなあと思ったらもう幼魚も。賢そうな顔つきの子で、あっという間に逃げてしまいました。
ナガサキスズメダイ
きっと越冬したのだと思います。もうじき幼魚も出てくるでしょう。
サクラダイ
1本目はあきらめたサクラダイ。2本目はずっと見ることができました何度みてもきれいですね。
キビレスズメダイ(仮称)幼魚
1本目は探せなかったスズメダイも、2本目はすんなり発見。毎年現れるのに何故か1匹だけしか見られない。まだまとまっていませんがどこからくるのかという点については思いついた事があってそのうちに。
これでお終いです。ありがとうございました。