年月日 | 2015年10月10日(土) | 2015年10月11日(日) | ||
ポイント名 | カロウ根 | 松根 | カロウ根 | カロウ根 |
天気 | 曇り | 雨 | 雨後曇り | 曇り |
風向き | 西北西 | 南 | 南西 | 南西 |
風力 | 1 | 1 | 1後2 | 2 |
波 | 凪ぎ | 0.5m | 0.5m後1.5m | 1.5m |
気温 | 20℃ | 22℃ | ||
最深水温 | 22℃ | 22℃ | 22℃ | 22℃ |
透視度 | 7m | 7m | 12m | 12m |
透明度 | 6m | 6m | 10m | 10m |
潮 | 出し潮 | なし | 出し潮 | 上げ潮 |
体育の日の連休です。大気はすっかり秋になって水温は下がっていないけれど陸が暖かくないためかひんやり。お店は初日は体験ダイビング、2日目は加えて子供さん連れのお客さんで笑い声が溢れていてでいいなあと思った坂田です。
海は聞くところによるとクロクマもオオモンブラックもいなくなっておまけに濁っているとのことです。まあ、濁るのはいつもの事ということで、毎度のコースにしようと考えてカロウ根へ。
「ヒマワリの岩陰」は出のいいソメワケヤッコとモンツキベラ。次の「幼魚園」ではアカオビ(ということに)が3つに増えていてびっくり。ロープでは北の方をちょっと拝んで、カシワハナダイへ。Uターンして根に上がるとここにもカシワハナダイが。今年は本当に多いです。ユカタハタのいた穴で待ちますが気配がなく根を丹念にみてゆっくりと漁礁へ戻り、イナダとカンパチに巻かれて終了。予報のとおり雨が降ってきました。
午後は8月以来の松根へ。相変わらず濁っていて少し不安もありましたが新々漁礁へ。残念ながらハナダイはいなくて、アワビカゴを通って松根へ。カロウ根と松根は連なっているのに水深が浅い松根は砂というか泥がかぶっていてヤギやソフトコーラルも元気がなく不毛な状態でした。 泥がかぶる→生物が減る→掘り返されないのでまた泥が溜る という悪循環のようで、時化がきて一度リセットしないと回復は時間がかるかも知れません。
2日目、松根が芳しくないのでカロウ根ということで。朝はまだ雨が止みませんでしたが出発時には曇り空に。でも出だしはゆるい波だったのがエキジット時には荒れてしまいました。2本目はN社長の講習チームとやまと丸に乗り換え、再度カロウ根へ。見られる魚が日々変わり、飽きなかった連休も終了です。今回もご一緒した方々ありがとうございました。
【10月10日】
イソカサゴとアナハゼ
まったく別種の魚が一緒にいるのはよくある事でイソカサゴもアナハゼも捕食魚(フィッシュイーター)なので納得はするのですがアナハゼはホバリングして狙うこともできる戦闘ヘリ的なのにイソカサゴは歩兵なみの底べったりでせいぜいヤギにとりつくぐらいしかできないので不思議だなあという事で載せました。ちなみに、このアナハゼは何アナハゼとかはわかりませんのですみません。
タテジマキンチャクダイ幼魚
左は松根、右はカロウ根。並べてみると渦巻き模様が1匹1匹全然違うって事がわかったのですが、コイやキンギョとかと同じく、個体差がこんなにあるのも不思議ですね。
スミツキベラ幼魚
カロウ根の隙間でひらひらしていたので「マダラタルミだ!!と思ったらスミツキベラでした。今年もカンムリベラは出ないのかなぁ、と弱気になる所を「まだ10月だ」と言い聞かせて次の魚へ。
アカオビハナダイ幼魚
書きましたが「幼魚園」にハナダイ入園生が3人(魚だから「サンギョ」)入りました。私の腕では3つとも揃えて撮れなったので。右はその先の岩にいるカシワハナダイ、ウイゴンベと一緒のアカオビ君です。すごくシャイで待っても待っても出てこず、顔を覗かせてきたところだけで負けました。目の感じが少し違うのでカシワハナダイかも知れません。
コガネスズメダイ幼魚
小カロウ根の西のイソギンチャクにいた極小のコガネスズメダイ幼魚です。着底して間もなく色が薄かったのですが、翌日(右)には一回り大きくなっていました、と思ったのですが本当かなぁ、鰭とか大きくなりすぎだよなあ。でも場所は間違いないし。
【10月11日】
ナガニザ
ジミなナガニザ。誰も眼に止めません。
フタスジリュウキュウスズメダイ幼魚
顔がすっかり黒くなってしまいました。大きくなるとみんな地味になるのがスズメダイ?
「幼魚園」
コガネスズメダイ、アカオビハナダイ:「キタマクラ園長先生、キツネべラ君、黒いオムツしてます」、キタマクラ園長「ハイハイ、スズメダイ君もハナダイさんもキツネベラ君とお友達ですから、仲良くしてね」
「幼魚園」1日たったらまた幼魚が増えていました。-20mと坂田としては深いのですが見ていて飽きないです、これだけの種類が集まることはもうないだろうなあ。
もう一つ書くとすぐ近くで黒い二又の口みたいな生物が岩蔭に引っ込んで行きました。「まさか、ハナヒゲ??、でも海のことだから何があってもおかしくないし」と待ちに入ってみました。が結局、変化がないので岩を持ち上げたら、なんのことはないカニが黒い爪をふりかざしていただけでした。(笑)
イロブダイ幼魚
探しても見つからずN社長に連れていったもらったら、さんざん探した場所にいました、なんで見つけられなかったんだろう~。
バラハタ幼魚
2013年に松根で出たのですが会えずじまい。そろそろかなあと狙いをつけてゆっくり探ってズバリ見つけたのですがハタ科の例に違わず数枚撮ると引っ込んでしまい終了。午後、満を持して待ちに入りましたが、どうも出てくる感じがない上に、向こうからウツボが泳いできました。普段はウツボなんて寄ってこないのに、こっちに来るなよと思ったの反して巣穴の横(画像ではちょうど首の左側)にあたかもおばさんが電車の座席に腰を下ろすかのごとくドスンと着底しハーハー息を入れ、こっちをしげしげと見ていて動く様子がありません。埒がないのでフラッシュを炊いたらやっとどいてくれましたがハタは撃沈です。
今、思い直すと私がウツボの通り道にいたのがイケナカッタのかも、どけばそのまま泳ぎ去ったんだ、きっと。
これでお終いです。ありがとうございました。