年月日  2015年11月21日(土)   2015年11月22日(日)  
ポイント名  カロウ根  カロウ根  カロウ根  カロウ根 
天気  晴れ 晴れ    
 風向き 北北東 北北東 北北東  北北東 
 風力 2 2  2
波  1m 1m 1m  1m 
気温  21℃  17℃  
最深水温  21℃  21℃  21℃  20℃ 
透視度  15m  12m   15m  12m 
透明度 18m  12m  18m  15m 
潮  上げ潮あり なし 上げ潮  なし 

諸事情で2週間、間が空いてしまい、東京は紅葉が進み、もう落ち葉になってしまった木もありましたが気温が高い南房総はまだ色づきが例年より遅いようです。特に鋸山を越えると山々は緑色でした。
予報どおり風もなく10月中旬の暖かさで楽ちんなダイビングです。
海中も上げ潮はあったものの黒潮が接近して青い水と21℃といいコンデションです。LOGをひっくり返すと2011、2012年と同じ流路です。となると2012年のようにニシキフウライウオ、クダゴンベなんてのも期待していましたら「フリソデエビ」が出たとの事。前回は2006年ですので久しぶりです。連休初日はお客さんが全員カメラ持ちなのでさやが2グループに分けて時間差で回ってくれるよう計画してくれて皆さん撮ることができました。



【11月21日】



ダイブコンピュータ

15年ほど使っていたダイブコンピュータ(左)がとうとう壊れてしまいました。沖縄に行くことになって慌てて買った記憶があるのですが堅牢でよく働いてくれました。中身はセイコーエプソン製で基盤がもうないため修理不可となってしまい、進められて新しく買ったのがソーラー駆動です(右)。
2次電池内臓ですが基本は日光下で1時間の充電で1日のダイビングには十分持つとの事です。チタン製の側の製品もあるのですが壊れるとすれば液晶部分が焼けて壊れる方が先でしょうとの事でプラスチック製のにしました。
使ってみて思ったのは軽いこと、水中では無制限減圧残時間の表示窓が小さくロウガンには見えづらいのでした。



オオグチイシチビキ若魚

新漁礁にいて最初はムツかと思ったらフエダイ科の仲間でした。この辺の魚もオオグチイシチビキ、イシフエダイ、アオチビキと見分けがとんとつきません。長いものに巻かれろ的な私はネットで見て掲示が多そうなオオグチイシチビキとしました。
地味なので誰も興味ないと思いますがいいんです。



ヤセアマダイ

水が青くなってちょっと南国チック。下のアカモンガラの近くにいました。



アカモンガラ幼魚

しばらく前からカロウ根の-22mと深いところにいるアカモンガラの幼魚。とっても臆病で近寄れません。ハナパパさんが動画で撮ってくれたので画像も載せるかなということで挑みましたが寄れずにまた撃沈されました。
穴に逃げ込む寸前のヨレヨレ画像です。



幼魚園

2週間空いたのでみんな卒園しちゃったかと思ったらまだまだいっぱいいてくれました。見えにくいですがアカオビハナダイも2匹います。



アカオビハナダイ幼魚

しつこく載せるハナダイ。



アザハタ幼魚

アカモンガラのいる岩の近くにトサカがあって帰りに寄るのが最近の定番コース。トサカには何もいなかったけれど、脇で黒い魚が岩陰に入るのが目に入ってしまいました。
「あぁ~、深いから時間ないのに何かいるよ~」と思いながら待ちに入ると、少しして出てきてくれました。見たことがない魚です。パシパシ撮って調べたらお初のアザハタの幼魚でした。
南国の写真とかでキンメモドキに囲まれた朱色の大きなアザハタを見るのですが幼魚は深藍色なんですね。翌日も合わせて3回見に行きましたがもういません、残ったのは真っ黒ななんだかわからない画像だけです。残念~



【11月22日】



アカモンガラ幼魚

前日にBOOさんが「新漁礁の北にもアカモンガラがいますよ」と教えてくれたので探しに。2本目で見つかりましたが、こちらも臆病で1枚撮って穴に入られてしまいました。



モンツキハギ幼魚

2015年はモンツキハギが5~6個体も見られたのですが、クログチニザと区別ができず悩んでいました。画像ではわかりにくいのですが眼の後ろに橙色の帯があることからモンツキハギでOKとなり、すっきり。



ホウセキハタ幼魚

カロウ根と新漁礁の往復もマンネリなので午後の2本目は小カロウ根の北の砂地に降りて見ました。せっかく見つけたオオモンハタの幼魚に逃げられ、窒素も溜っていたので小カロウ根の北側斜面をうろうろしたらホウセキハタの幼魚がいました。
穴に入ることもなくそれなりに撮らせてくれるいい子でした。オオモンハタに似ていますが網目模様や顔付きが違っています。このハタと出会うのは2回目です。



フリソデエビ

この連休4回潜って、初日はいるのは判ったけれど、坂田で珍しい「カメラ待ち」で後回しにしたらいなくなってしまいました。目印のウエイトや岩が転がっているし、ヒトデの残骸をついばむキタマクラとかがハイエナのような有様で「終わった.......。」と思って、さやも「連休どうしよう」とかなり真剣に悩んでいました。
が、2日目マナティーズのお客さんが見事に近くの穴にいるのを発見。最後に1枚撮らせてもらいましたがやはりきれいなエビですね。ヒトデを抱えてご満悦、減り具合を見るとかなりの大食漢です。



クロヘリイトヒキベラ幼魚?

トリはフリソデエビが普通でしょうが、最後に持ってきたかったのがベラです。前回勝手に名付けた「ベラの街」でみかけたイトヒキベラ。やっと撮れたのですがこの子は果たしてクロヘリイトヒキベラなのでしょうか?詳しい方にお聞きすれば一発なのですが悩んで調べるのも楽しみの一つなので、ガマンガマン。ここ数年探していたので正解だったらうれしいな。

これでお終いです。ありがとうございました。

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