年月日  2016年1月23日(土)  
ポイント名  カロウ根 
天気  曇りのち晴れ
 風向き 北北東
 風力 1
波  0.5m
気温  7℃ 
最深水温  15℃ 
透視度  7m 
透明度 8m 
潮  なし

「40年ぶりの大寒波到来」「マナティーズ20周年」という剣呑な、違った、後者はおめでたい事です、が眼や耳に入る1月23日(1・2・3).。
風はないものの最高気温が10℃に届かない寒い館山。水温も14℃に落ちてしまったとかで潜る前から「今日は1本で止めます」宣言し、なおかつ「時化てクローズにならないかなあ」「古いロクハンでインナーを着てビリビリに切れれば止められる」などとサボる口実を見つけ、なんのために来ているのかわからない中、渋々出発。
Gとうさんが仕事で水温7℃で2時間入って手がかじかんでドライのホースがはずせなかったのに比べれば14℃は倍の暖かさだから頑張れ言われ、エントリー。港はきれいでしたが沖は1月も大分過ぎたからか随分濁ってきていて冬の澄んだ水は望めないようです。冷たいけれど泳いでいればなんとかなる寒さです。早々に坂田では珍しいドチザメを見つけて気を良くして、次のクダゴンベは撮影待ちだったので後回し(←これは失敗)にして「幼魚園」へ。「幼魚園」近くに岩陰に苦るカシワハナダイが2匹が目に入り、粘りますがでてこないのでこちらも後回しに。根の上も随分寂しくなってしまいガランとした感じです。イトヒキベラも岩の下に入ってしまったのか見えず、ソラスズメダイも黒ずんでいましたがフタスジリュウキュウスズメダイ2匹が頑張っているのが確認できました。いつもは水温が落ちると姿を消すのに年末までの高水温のおかげで残っているのでしょうか。「物のあわれ」を感じます。さてやっぱり寒いので休まず根を一周してクダゴンベへ向いましたが結局どこだかわからずあきらめ、カシワハナダイへ。とても臆病でカシワである事は確認できましたが、きれいには撮れず断念。
上がったら、雪か大荒れの予報と違い、陽光も出て穏やかな冬の一日に。余力を残して?宣言どおり1本で終了。
冬の主役は『水温』だね。



アカオビハナダイ幼魚

毎度の「幼魚園」のアカオビ君です。1枚撮ったらサッと引っ込んでしまいました。尻尾を齧られて知恵がついてきたのか。



幼魚園

イソギンチャクも萎れて悲しい感じ。後で気づいたのですが下に上とは別のアカオビ君が顔を覗かせています。



イロカエルアンコウ

このほか珍しい水玉模様のイロケロや、シロクマ、シマヒメヤマノカミ幼魚なんていうのもいます(全部見ていません)。



ドチザメ

伊戸だと主役としていっぱい見られるドチザメです(まだ行ったことはありません)が坂田だと定置網では見ますが網の外では珍しいです。

これでお終いです。ありがとうございました。

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